ワードプレスの「パターン」機能、使ったことはありますか?
これは、特定のブロックやブロックグループを登録して他の投稿やページでも簡単に再利用できる便利な機能です。例えば、よく使う装飾ボックスやボタン付きのコールトゥアクションなどをパターンとして保存しておけば、新しいページを作成する際にそれを呼び出して再利用することができます。
この記事では、ワードプレスの「パターン」の使い方と活用方法を紹介します。

よく使うレイアウトを繰り返し使いたいときに、作業の時短や効率アップに役立ちます。知っておくと便利ですよ!
- 毎回、同じデザインを手動で作り直している
- サイト全体に統一感を持たせたいと感じている
従来の「再利用ブロック」機能は、 2023年8月9日にリリースされたワードプレスの6.3から名称が「パターン」に変更されました。
パターン(再利用ブロック)とは?
パターンとは、よく使うブロックのセットをテンプレートのように保存しておける機能です。
たとえば以下のような使い方ができます。
- 頻繁に使う「装飾ボックス」
- おすすめ商品の紹介枠
- コールトゥアクション(CTA)
これらをパターンにしておくと、ワンクリックで記事に挿入可能になります。
パターン(再利用ブロック)の登録方法
ブロックを作成する
- 編集画面で再利用したいブロック(テキスト、画像、リストなど)を選択します。
- 複数のブロックをまとめて使いたいときは、選択して右クリック →「グループ化」しておきます。
パターンに登録する
①パターン作成
作成したブロックを選択した状態で、画面右上のツールバーから3点リーダーをクリックし、「パターンを作成」を選択します。
→ ワードプレスのバージョンによって文言が違うことがあります。

②パターンの名前、同期設定をおこない「追加」をクリックします。

パターンの「同期」と「非同期」の違い
再利用ブロックには同期と非同期の2つの使い方があり、編集内容の反映方法が異なります。
同期パターンでも編集したいときは?
基本的に「同期パターン」は、どこか1か所を編集するとすべての挿入箇所に反映される仕組みです。
ただし、「このページだけは中身を変えたい!」という場合もありますよね。
そんなときは、挿入したパターンのブロック上で
- 右上のツールバーから3点リーダーをクリック
- 「(パターンの同期を)解除」
を選ぶことで、個別に編集できるようになります。
解除するとそのブロックは通常のブロックに変わるため、他のページには影響しません。

パターン(再利用ブロック)の使い方
編集・管理方法
登録したパターンは、ワードプレスの上部メニュー「管理メニュー」>「パターン一覧」から管理できます。
ここから各パターンの編集・削除・複製などが可能です。

呼び出し方
保存したパターンは、以下の2つの方法で簡単に呼び出せます。
ブロックを追加する方法
- 「パターン」タブを開く
- 投稿や固定ページの編集画面で「+(ブロック追加)」をクリック
- 「すべて表示」をクリック
- 「パターン」タブから「マイパターン」をクリック
- 保存済みパターン一覧から、使いたいものをクリックするだけでOK!


ショートコードで呼び出す方法
- ワードプレスの上部メニュー「管理メニュー」>「パターン一覧」を開く
- 一覧から使用するパターンのショートコードをコピーする
- 呼び出したい場所に貼り付ける(カスタムHTML等)

ブロックが使えない場所にも登録したパターンを追加できる。(例:ウィジェットエリア、Cocoonアピールエリア、カテゴリーページ等)
パターン(再利用ブロック)の活用アイデア
- CTA(コール・トゥ・アクション)
- 定型化したボタンやリンクを配置することで、ユーザーが次のアクションを取りやすくなります。
- 例:CTAボックス
- 定型化したボタンやリンクを配置することで、ユーザーが次のアクションを取りやすくなります。
- 商品紹介やリンクカード
- おすすめ商品の紹介枠や、アフィリエイトリンク用のレイアウトもテンプレ化できます。毎回レイアウトを考える必要なし!
- プロフィール関連パーツ
- 「この記事を書いた人」など、記事下によく入れる導線もパターン化しておくと統一感が出ます。
まとめ
ワードプレスの「パターン」機能を使えば、よく使うデザインを手軽に再利用でき、作業時間の大幅な短縮につながります。
特にブログ運営やコンテンツ量が多いサイトにとって、パターンは時短・品質維持・見た目の統一感を同時に叶える強力な機能です。
ぜひこの機会に、あなたのサイトにもパターンを取り入れてみてください!
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