ポチップの基本機能／もしもアフィリエイトかんたんリンクと比較

アフィリエイトを効率的におこなうためのツールとして注目されている「ポチップ」と「もしもアフィリエイト」。それぞれに特徴があり使い方や機能が異なるため、どちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか？

この記事では、ポチップともしもアフィリエイトの違いを解説しどちらのツールが自分に合っているかを判断できるようにお手伝いします。

この記事では、ポチップともしもアフィリエイトの機能比較やポチップのデメリット、基本機能について詳しく紹介しています。また、2024年5月に追加された新機能「インライン画像・インラインリンク」についても触れています。

アフィリエイトを始めたばかりの方や、リンク作成ツールを探している方はぜひチェックしてください！

「ポチップ」と「もしもアフィリエイト」比較表

まずは比較表をご覧ください。

比較項目
サービス形式	ワードプレス公式プラグイン	もしもアフィリエイト（Webサイト）
商品リンク の作り方	記事編集ページのブロックエディタから「ポチップ」を呼び出し商品検索	専用サイト「かんたんリンク」から商品検索しコードを取得
初期設定	設定にやや手間がかかる	簡単
Amazon アソシエイト利用	もしも経由もOK	できない
セール情報表示	無料版：手動 有料版：自動	できない
価格表示	あり、なし選択できる	なし
カスタムボタン追加	できる （２個まで）	できない
商品画像	１枚のみ	複数
商品登録	できる	できない
申し込み 発生メール	なし （もしも経由ならあり）	あり
ボタンの色 個別変更	設定画面でOK	CSSが必要
自動リンク切れチェック	できる（条件あり）	できない
公式サイト	Pochipp	もしもアフィリエイト

ポチップの特徴

「ポチップ」はワードプレスの公式プラグインとして提供され、記事編集ページのブロックエディタで簡単に商品リンクを作成できる点が大きな魅力です。

特に、有料版を利用すれば自動でセール情報を表示したり、リンク切れチェックをおこなったりといった便利な機能も利用可能。

また、デザイン面でもカスタムボタンの追加やボタンの色変更が簡単におこなえるため、サイトの統一感を保ちながらアフィリエイトリンクを配置できます。

ただし、初期設定にやや手間がかかる点は初心者にとってハードルになるかもしれません。

もしもアフィリエイトの特徴

「もしもアフィリエイト」は専用Webサイト「かんたんリンク」を利用して商品リンクを作成します。初期設定が不要で初心者でもすぐに利用を始められるのが最大のメリットです。

ただし、Amazonアソシエイトとの連携ができなかったり、ボタンの色変更にはCSSが必要だったりと、カスタマイズ性には制限があります。

ポチップのデメリット（もしもアフィリエイトの方が優れている点）

ポチップを実際に導入してみて感じたデメリットについてお伝えします。

初期設定に手間がかかる

ポチップを使い始めるには、まずプラグインのインストールと初期設定が必要です。この設定には以下のような作業が含まれます。

• 各ASP（Amazon、楽天、Yahoo）ごとのアフィリエイトIDの登録
• 商品検索に必要なAPI設定

設定の手順自体はポチップ公式サイトで非常に詳しく解説されています。初心者にとっては少しハードルが高く感じるかもしれませんが、初期設定は最初の一度きりです。一度完了すれば後はスムーズに使い続けることができます。

初期設定に不安がある方は、公式の設定ガイドや以下の記事を参考にしながら一つずつ進めると安心です。

申し込み発生のメール通知はこない

もしもアフィリエイトを利用すると、アフィリエイトの成果が発生するたびに以下のようなメール通知が届きます。

この通知メールは、小さな成果であっても大きなモチベーションアップにつながります。誰でもこのメールを受け取ると嬉しい気持ちになり、「また頑張ろう！」と思える瞬間です。

一方、ポチップを利用してAmazonアソシエイトや楽天アフィリエイト（もしも経由ではない場合）でリンクを作成した場合、こうした通知メールは届きません。成果の確認は各ASPの管理画面にアクセスしてレポートを確認する必要があります。そのため、成果発生の実感が少し薄くなる可能性があります。

解決策

ポチップを使いつつ通知メールが欲しい場合、リンク作成時に「もしもアフィリエイト」を経由する設定を選択する方法があります。この設定によりもしものメール通知が届くようになります。

ポチップでできること／基本機能

ポチップは、ひろさん（@hiro_develop127）によって開発されたアフィリエイトリンク作成プラグインです。SNS上でポチップに関する投稿をおこなうと、ひろさんご本人からコメントをいただくこともあり、その迅速かつ誠実な対応が印象的です。エラー対応やユーザーの要望を積極的に反映したアップデートが繰り返されており、多くのユーザーにとって信頼できるツールとなっています。

ここでは、特に便利だと感じるポチップの基本機能（無料版・有料版共通）をピックアップしてご紹介します。

商品リンクを簡単に作れる

投稿画面で、ブロックメニューから「ポチップ」を選択します。

投稿編集画面でリンク作成が完結

もしもアフィリエイトの「かんたんリンク」は専用サイトでコードを生成し、それをワードプレスに貼り付ける手間が必要です。一方、ポチップはワードプレスの投稿編集画面で直接リンク作成が可能。画面を切り替える必要がなく記事作成の効率が格段に向上します。

豊富な対応サービス

ポチップは以下の3大通販サイトの商品のリンク作成に対応しています。

• Amazon
• 楽天市場
• Yahoo!ショッピング

さらに、新機能として「メルカリアンバサダー」のリンク作成にも対応しました。これにより、幅広い商品やサービスを紹介できるようになり収益化の可能性が広がります。

キーワード検索結果リンクの作成

ポチップでは、特定の商品に限定せず「キーワード検索結果ページ」へのリンクを作成することもできます。これにより購入者が自身で商品を選べる形のリンクを提供することが可能です。

直感的な操作で自由度の高いリンク作成

ポチップでは以下の2つの方法でリンク作成が可能です。

• 商品を検索してその場でリンクを作成
• 事前に登録した商品を呼び出してリンク作成

使い方に応じて柔軟に対応できるため、記事作成がスムーズになります。

商品登録で効率化

ポチップに商品を登録しておくことで、以下のメリットがあります。

• 異なる記事で簡単に再利用可能：同じ商品リンクを複数の記事で使いたい場合、登録した商品をすぐに呼び出せます。
• 自動リンク切れチェック機能：商品リンクの有効性を自動でチェックし、リンク切れを防止できます。
• インライン機能の利用：商品登録をすることで、文章内にリンクを挿入する「インライン機能」が使えるようになります。

インラインリンクの設置が簡単

ポチップでは、文章の途中やテーブル内などに、簡単にリンクを挿入できる「インライン機能」を提供しています。

以下の手順で設置可能です。

1. 商品をポチップに登録（登録必須）
2. 投稿画面のツールバーからポチップのアイコンをクリック
3. リンクの種類を選択
   • ボタンリンク
   • テキストリンク
   • 画像リンク
4. 商品を検索して表示したいリンク先を選択

これだけでインラインリンクが簡単に作成できます。文章の流れを崩さず自然にリンクを挿入できるため、記事のクオリティも向上します。

ポチップの使い方
表などに便利！ポチップではインライン機能が使えるで解説しています。

実際にテーブル（表）の中にインラインリンクを配置するとこんな感じ。インライン画像、インラインリンク、インラインボタンを組み合わせてすべて使ってみました！

なかなかよさげじゃないですか？

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Amazon 楽天 Yahoo	Amazon 楽天 Yahoo	Amazon 楽天 Yahoo	Amazon 楽天 Yahoo

Amazonアソシエイトが使える

ポチップでは、Amazonが提供する公式アフィリエイトプログラム「Amazonアソシエイト」を直接利用することができます。これは、もしもアフィリエイト経由でAmazonリンクを作成する方法に加え、本家Amazonアソシエイトを活用できる点が大きな特徴です。

Amazonアソシエイトともしもアフィリエイトの違い

Amazonアソシエイトは「本家」と呼ばれることもあり、料率面で優遇される場合が多いです。一方、もしもアフィリエイトは審査のハードルが低く、初心者でも利用しやすいメリットがあります。どちらを選ぶかは以下の記事で詳しく比較していますので、参考にしてください。
Amazonアソシエイト（本家）ともしもアフィリエイト経由の違いはこちら

Amazonアソシエイトの審査条件

Amazonアソシエイトを利用するには、以下の条件を満たす必要があります。

1. 一定期間内に3件以上の売上を達成する必要がある
   初回審査では、登録後の一定期間内に最低3件の売上を記録することが求められます。
2. PA-APIの利用条件
   審査に合格しないと、商品検索用API（PA-API）を利用できません。また、合格後も30日間売上が発生しないとAPIが無効になります。

これらの条件があるため、初心者にとってはハードルが高く感じられることもあります。

Amazonアソシエイトに通らなくても使える！Pochipp-Assist（ポチップアシスト）

ポチップではAmazonアソシエイトの審査に通らなくても商品検索が可能な補助プラグイン「Pochipp-Assist（ポチップアシスト）」を提供しています。これにより、PA-APIを利用できない場合でもAmazonの商品情報を簡単に取得できます。

Pochipp-Assistの特徴

• PA-APIが不要：Amazonアソシエイトに未合格でも商品検索可能。
• 初心者に最適：審査に挑戦する前の期間でも利用できるため、ブログ運営の初期段階に役立ちます。

Pochipp-Assistのプラン

Pochipp-Assistは、無料版と有料版（通常プラン）の2種類が用意されています。

プラン	利用条件
Pochipp Assist FREE（無料版）	1日5回まで商品検索可能
Pochipp Assist（有料版：月額180円）	1日50回まで商品検索可能

無料版でもある程度利用できますが、商品数が多い場合や頻繁に商品検索をおこなう場合は有料版（月額180円）が便利です。

Amazonアソシエイトの審査に合格するためにはまず売上を作ることが重要です。ブログ運営開始時にはPochipp-Assistを活用して商品検索しながらサイトを充実させ、Amazonアソシエイトの審査に挑戦しましょう。

セール情報を簡単に表示できる

ポチップを活用すれば、商品リンクにセール情報を簡単に表示できます。

リンクボタンの上に「＼セール中／」のような短いテキストを加えるだけで、読者の購買意欲を刺激する効果的なアピールが可能です。この小さな工夫がクリック率や売上の向上に繋がるポイントとなります。

セール情報の設定方法

ポチップのセール機能は以下の簡単な手順で利用できます。

1. ポチップ設定画面にアクセス
   「セール」タブをクリックします。
2. テキストと期間の設定
   • Amazon、楽天、Yahooそれぞれに「表示するテキスト」と「セール期間」を指定します。
3. 点滅表示の選択（オプション）
   セールテキストを点滅させる設定が可能で、目立たせることができます。チェックを入れるだけで有効になります。

無料版と有料版（ポチッププロ）の違い

ポチップは無料版と有料版（ポチッププロ）でセール情報の設定に違いがあります。

機能	無料版（ポチップ）	有料版（ポチッププロ）
楽天市場の「5と0が付く日」	自動表示	自動表示
Yahoo!ショッピングのセール日	自動表示	自動表示
その他のセール情報	手動入力で設定可能	すべてのセール情報を自動取得
セール期間の設定	手動で管理	自動で管理可能

プロ版の自動表示が便利！

有料版のPochipp Proでは、楽天やYahooの特定日だけでなくAmazonを含むその他のセール情報も自動で取得・表示できます。さらに、セール期間が終了した後に古い情報がリンクに表示され続けることを防ぐための機能も備わっています。この機能のおかげでリンクの管理が格段に楽になります。

セール情報表示のメリット

• クリック率の向上：セール情報を目にした読者がリンクをクリックする可能性が高まります。
• 購買意欲を刺激：「セール中」という文字が購買行動を後押しします。
• 情報更新が簡単：特にプロ版では自動管理機能で手間が省け、リンクのメンテナンスが容易です。

価格を表示できる

もしもアフィリエイトではリンクに価格が表示されませんが、ポチップではリンクボタンの上部に価格を自動的に表示できます。

※表示・非表示は管理画面から簡単に切り替え可能です。

個人的には、リンクをクリックしないと価格がわからないより、事前に価格が見える方が親切だと感じます。商品の価格が一目で確認できるため、読者にとっての利便性が向上し購入までのハードルを下げる効果も期待できます。

カスタムボタンを作成できる 便利

ポチップの大きなメリットのひとつが、カスタムボタンを追加できる機能です。

Amazon、楽天市場、ヤフーショッピングといった王道のECサイトだけでなく、自分が利用したい特定の公式サイトのリンクをボタンとして作成できます。

例：アウトドア用品の公式リンクを活用

例えば、アウトドア用品なら「ナチュラム」の公式アフィリエイトリンクを設定することで、以下のように公式サイトを利用したカスタムボタンを作成可能です。

読者が公式サイトから購入できるため、信頼性や安心感を高める効果も期待できます。

カスタムボタンに入力できるURLは「https～」から始まる一般のURLのみ。（<a>から始まるアフィリエイトリンクは使えません）

ポチップのリンクの色を個別に変更できる

ポチップの大きな利点のひとつが、リンクボタンひとつずつ個別に色を変更できることです。

もしもアフィリエイトでは一括変更はできるのですが個別に変更するためにはCSSが必要なのに対して、ポチップでは管理画面の設定で簡単に変更可能。

また、ポチップには管理画面で変更できる範囲に加えて細かいカスタマイズをCSSを使っておこなうことも可能です。例えば、以下のような細かい部分まで調整できます。

CSSを使う方法について別記事で書きましたので、興味のある方はご覧になってみてください。

ショートコードでもリンク作成できる

ポチップはブロックエディタ専用のプラグインですが、ショートコードも利用できるのが嬉しいポイントです！これにより、以下のような場面でも便利に使用できます。

• クラシックエディタでも使いたい
• ウィジェット（カスタムHTML）で使いたい

ショートコードを使うことで商品リンクを簡単に作成でき、ブロックエディタを使用していないページやウィジェットでも商品リンクの表示が可能になります。

ショートコードを利用してリンクを作成する方法

広告ブロックブラウザと商品リンク表示問題

普段、Google Chromeなどを使用していると、広告が表示されるのは当たり前で気になりにくいですが、記事を見るときに表示される広告が煩わしいと感じる方も多いですよね。そのため、広告ブロックブラウザを使う方もいらっしゃいます。

しかし、広告ブロックブラウザを使用すると、場合によっては「かんたんリンク」などの商品リンクがうまく表示されないことがあります。

Braveブラウザの例

私が愛用しているブラウザ「Brave」では、商品リンクを作成したはずが、「リンク」と3文字だけが表示されるという現象がありました。

※2023年5月現在、この仕様は変わり、「Brave」でも商品リンクが表示されるようになりました。

リンク表示されないと意味がない！

もし商品リンクが正しく表示されなければ、せっかく作成したリンクも物販チャンスを逃してしまうことになります。これではもったいないですよね！

その点、ポチップを使うと、広告ブロックブラウザでも商品リンクが正しく表示されるので安心です。

これこそ、ポチップを使う最大のメリットだと個人的には思っています！ポチップを利用すれば、物販リンクがどの環境でもしっかりと表示され、収益を逃さない点がとても心強いです。

まとめ／ポチップをおすすめします

以上の点について解説しました。

どちらも商品リンクを作成できる便利なサービスです。

ポチップの「設定、インストール方法」はこちら。

ポチップの「使い方」を知りたいときはこちら。

また、売上アップの工夫満載 「Pochipp Pro」について、機能、インストール、設定方法をより詳しくこちらの記事で解説しているのでご覧ください。

もしもアフィリエイト、またはポチップを検討されている方のお役に立てると幸いです。