CSSを編集してサイトのデザインをカスタマイズしたいけど「もし失敗したらどうしよう…」と不安に感じることがあるかと思います。ほんの少しのCSS編集でも、事前にバックアップを取っておくことでトラブルへの備えができ、安心して作業を進めることができます。
この記事では安全にCSSをカスタマイズするためのバックアップ方法を4つご紹介。さらにレンタルサーバーの自動バックアップ機能についても詳しく解説します。
初心者でも簡単にできる方法から本格的な対策まで幅広く紹介しているので、自分に合ったやり方がきっと見つかります。大切なサイトを守るためにまずは“バックアップの習慣”から始めましょう。
カスタマイズ前に必ず行いたい!バックアップの重要性
WordPressやブログサイトを運営していると、「デザインを少し変えたい」「余白を微調整したい」といった理由から、CSSをカスタマイズしたくなる場面は多いですよね。
しかし、ほんの少しの編集が思わぬトラブルを引き起こすこともあります。
特に比較的気軽に行えるstyle.css
やJavascript
のファイルに直接手を加える場合、たった1文字のミスでレイアウトが崩れたり、表示が乱れたりするのはよくあること。
さらに、PHPファイルの編集ミスでは「画面が真っ白になる」「管理画面にログインできない」といった重大なエラーに発展するケースもあります。
バックアップがないと、元に戻せないリスクも
もし編集後に不具合が起きても、事前にバックアップを取っておけば、すぐに元の状態に復元することができます。
一方、バックアップを取っていなかった場合は、
といった状況になり、復旧に余計な時間や手間がかかる恐れがあります。
特にWordPressでは、テーマファイル(style.css や functions.php など)を直接編集する機会も多く、編集のたびにバックアップを取る習慣が非常に重要です。
バックアップは“お守り”のような存在
データもバックアップはわずか数分の作業で済む安心対策。何も起きなければそれで良し、万が一の時にはあなたのサイトを救う「保険」のような役割を果たしてくれます。
- 編集前にコードをコピーして保存しておく
- FTPソフトを使ってサーバー側のファイルをバックアップしておく
- WordPress全体の自動バックアップを活用する
こうした対策を取っておくだけで、安心してCSSカスタマイズに挑戦できるようになります。
次に具体的なバックアップの方法を4つご紹介します。初心者でもすぐに実践できる方法もあるので、ぜひ自分に合ったやり方を見つけてください。
CSSバックアップの方法|初心者から安心して実践できる手段を紹介

この記事では、初心者でも気軽に取り組めるバックアップ方法に加えて、より安心してサイトを運用するための「サーバー側の自動バックアップ活用術」についても解説します。
CSSのちょっとしたカスタマイズからサイト全体の安全確保まで幅広くカバーする内容になっています。これからCSS編集にチャレンジしたい方や、不測のトラブルに備えたい方はぜひ参考にしてください。
方法①:テキストエディタで手動バックアップ(初心者向け)

最も簡単にできるバックアップ方法です。編集前のCSSコードを テキストエディタ(例:メモ帳/VS Codeなど)にコピー&保存 しておくだけ。
手順
- 編集予定のCSSコードを全てコピー
→ WordPressの「外観」>「カスタマイズ」>「style.css」などから取得 - テキストエディタ(例:メモ帳、VS Code、Sublime Textなど)に貼り付け
- 任意のファイル名を付けて保存(例:
custom-css_2025-05-28.txt
) - 必要に応じて、保存しておいたコードをコピペで復元
メリット
注意点
- Windowsの「メモ帳」で保存する場合は、文字コード「UTF-8」で開く・保存しないと文字化けすることがあります。先に確認しておくと安心です。

- 保存時に日付・内容のメモを残すと、後から編集履歴として役立ちます。
例:style_before_contactform_customize_2025-05-28.txt
方法②:FTPソフトでCSSファイルを直接バックアップ(中級者向け)

より確実で、テーマファイル全体の管理も行いたい人向け。FTPソフトを使って直接サーバーからファイルをダウンロードできます。
FTPソフトとは?
FTP(File Transfer Protocol)は、PCとWebサーバー間でファイルをやり取りする仕組み。専用ソフトを使うとサーバー上のWordPressファイルにアクセスできます。
主なFTPソフト
- FileZilla(無料・多機能)
- WinSCP(Windowsユーザーに人気)
- Cyberduck(Macユーザー向け)
FileZillaのインストール・設定方法は、サルワカさんの記事が非常にわかりやすくおすすめです。
バックアップ手順
- FTPソフトでサーバーに接続
- →ホスト名・ユーザー名・パスワードは契約サーバーから確認します。
- 子テーマのファイルを特定
- →子テーマのディレクトリに移動。
- (例:
public_html/wp-content/themes/child-master/
)
- (例:
- →自分で編集・追加したファイルを探す。
- →子テーマのディレクトリに移動。
- 該当ファイルを サーバー側(右) → 自分のPC側(左) へドラッグ&ドロップでダウンロード

復元手順
- 日付等をファイル名に入れている場合は、ファイル名を
style.css
等に戻します。 - PC側からサーバー側へドラッグ&ドロップでアップロードし、バックアップファイルを上書きします。
バックアップ対象ファイルの例
種類 | ファイル名例 |
---|---|
CSS | style.css |
PHP | functions.php |
JavaScript | javascript.js |
メリット
注意点

私自身もこの方法を愛用中。一度設定しておけば安心感があり、CSSだけでなく他のファイルも簡単にバックアップできるのでおすすめです。
方法③:WordPressのバックアップ用プラグインを使う(手軽&多機能)

CSSのバックアップにとどまらず、WordPressサイト全体を丸ごと保存したい場合は、バックアップ専用プラグインを使うのが手軽で便利です。
代表的なプラグインと特徴
プラグイン名 | 主な特徴 |
---|---|
BackWPup | 自動スケジュール設定が可能/外部ストレージ(Dropbox、Google Driveなど)と連携可 |
All-in-One WP Migration | シンプルなUI/エクスポート・インポート機能が充実/初心者向 |
メリット
注意点
方法④:レンタルサーバーの自動バックアップ機能も活用しよう(安心・強力!)

最も安全で確実なのは、レンタルサーバーの自動バックアップ機能を使う方法です。復元操作もシンプルで、万一のときに素早く対応できます。
エックスサーバーの自動バックアップ機能(例)

私の体験談
過去にプラグインの不具合のため、サイトが真っ白になったことがあります…。
サイト運営のピンチで冷や汗が…!!!

でもエックスサーバーの自動バックアップ機能を使って簡単に復旧できました。
それ以来、プラグインによるバックアップは使わずエックスサーバーで一括管理しています。「自動で、無料で、簡単に」復元できるので初心者の方にも安心です。
他の主な自動バックアップ対応サーバー
- ConoHa WING
- mixhost
- ロリポップ(ハイスピードプラン以上)
- さくらのレンタルサーバー(スタンダード以上)
CSSカスタマイズに限らず、WordPress運用においてバックアップはトラブル回避の命綱。使用中のサーバーでバックアップ機能があるか・復元方法は簡単か?をぜひ一度チェックしておきましょう。
- WordPress簡単インストール
- 他社サーバーからラクラク移行
- クリックするだけの無料独自SSL
- 自動バックアップは復元も簡単!
まとめ|あなたに合ったCSSバックアップ方法を選ぼう
カスタマイズ前のバックアップは「やっておいてよかった」と思える保険のような存在。万一のときに備えて、以下のように自分に合った方法を選びましょう。
方法 | 難易度 | 特徴 | おすすめ対象 |
---|---|---|---|
テキストエディタ手動保存 | ★☆☆ | 手軽で簡単、履歴としても使える | 初心者・軽微な修正 |
FTPソフトで直接保存 | ★★☆ | 正確なファイル単位の管理が可能 | 中級者以上 |
プラグイン利用 | ★☆☆ | サイト全体を丸ごと保存・復元可能 | 初心者・広範囲管理 |
サーバー自動バックアップ | ★☆☆ | 自動で安心、トラブル時の復元が簡単 | すべてのWordPressユーザー |
私自身は、日々のちょっとしたCSS調整では「①手動バックアップ」、大きな編集や更新時には「②FTPで直接保存」、そしてトラブル時の最終保険として「エックスサーバーの自動バックアップ」を活用しています。
手動・自動を組み合わせることで、万全のバックアップ体制が整います。
「うっかり上書きしてしまった…」「テーマが壊れて元に戻せない…」そんな後悔をしないためにも、カスタマイズの前には必ずバックアップを!
一度設定しておけば、次回からの作業も安心して行えます。
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