
途中からパーマリンクを変更しても大丈夫なの?
そんな不安を感じていませんか。
WordPressでは、日付入りパーマリンクから「投稿名」への変更は可能です。
ただし、手順を間違えるとアクセス減少やSEO評価の低下といったトラブルにつながります。
この記事では、
- 日付入りパーマリンクを「投稿名」に変更する正しい手順
- 変更後に必ず必要な 301リダイレクトと内部リンク修正
を、初心者でも失敗しにくい順番でわかりやすく解説します。
「途中変更でも本当に安全?」「何から手を付ければいい?」そんな疑問を、この記事ひとつで解消できる構成です。
また、サブドメイン・サブディレクトリ環境での変更方法にも触れているので、複数サイトを運営している方にも参考になります。
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- 他社サーバーからラクラク移行
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- 自動バックアップは復元も簡単!
もしまだWordPressの初期設定全体をチェックしていない方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
パーマリンクとは
パーマリンクとは、ブログ記事や固定ページごとに割り当てられるURL(ページの住所)のことです。
たとえば、次のようなURLを指します。
https://example.com/sample-post
WordPressでは、記事作成時にこのURL構造をあらかじめ設定できます。
パーマリンクの種類
WordPressで選べる代表的な構造は以下のとおりです。
?p=123(内容がわからず非推奨)/2025/06/03/sample-post/(日付+投稿名)/archives/123(非推奨)/sample-post/(投稿名・推奨)/%category%/%postname%/(カスタム構造)
特別な理由がなければ「投稿名」を選ぶのが最も安全です。
▼ 理由
- URLが短く、内容が伝わりやすい
- 構造が変わりにくく、長期運用向き
- SEO・管理のバランスがよい

なぜ「投稿名」パーマリンクがおすすめなのか
長期運用ブログでは、投稿名が最もトラブルが少ない構造です。
パーマリンクを変更する前に必ず知っておくこと
なぜ一度決めたら変えない方がよいのか
- GoogleはURLを「別ページ」として評価する
- 外部サイトからのリンクは自動では引き継がれない
- SNSで拡散されたURLも無効になる
これらの影響を最小限に抑えるために重要なのが、301リダイレクトの設定と内部リンクの修正 です。
変更で発生するリスクと対処方針
最低限、次の作業は必ず行います。
- 作業前にバックアップを取る
- 変更手順を事前に決めてから作業する
以降の手順では、この点を前提に解説しています。
WordPressでパーマリンクを「投稿名」に変更する手順

パーマリンクを途中で変更する場合は、必ず次の3ステップを順番に行います。
- WordPressでパーマリンクを変更
- 301リダイレクト(転送)を設定
- 内部リンクURLを置換
WordPressでパーマリンクを変更
WordPress管理画面の「設定」→「パーマリンク設定」を開き、構造を「日付と投稿名」→「投稿名」に変更します。
- 変更前:
https://sample.com/yyyy/mm/dd/post-name/ - 変更後:
https://sample.com/post-name/

※ この時点では旧URLは無効になっています。
必ず次の「301リダイレクト設定」を行ってください。
301リダイレクト(転送)を設定する【重要】
パーマリンク変更後、そのままにすると旧URLは404エラーになります。
これを防ぐために、旧URL → 新URLへ自動転送する「301リダイレクト」 を設定します。
- 301:恒久的な転送(SEO評価を引き継ぐ)
- 302:一時的転送(使用しません)
リダイレクトの方法は2通り。
方法① プラグインを使う
例:「Redirection」
方法② .htaccessを使う(推奨)
リダイレクトコードを取得
Yoast公式のリダイレクト生成ツールを使うと、コードを自動生成できます。
入力するのは次の3つだけです。
- サイトURL
- サブディレクトリ名(該当する場合)
- 旧パーマリンク構造(日付と投稿名)

リダイレクト生成 をクリックすると自動的にリダイレクトコードが生成されます。
RedirectMatch 301 ^/([0-9]{4})/([0-9]{2})/([0-9]{2})/(?!page/)(.+)$ https://turicco.com/$4
エックスサーバーでの.htaccess編集方法
- ルートドメイン/サブディレクトリ
→ サーバーパネル - サブドメイン
→ ファイルマネージャー
※ .htaccessは重要なファイルです。
既存コードは削除せず、先頭に追記してください。
- ルートドメイン、サブディレクトリ
- サブドメイン
- Step1サーバーパネルにログイン
- Step2ホームぺージ:.htaccess編集をクリック

- Step3ドメインを選択し、.htaccess編集タブを開きます

- Step4リダイレクトコードを入力

- Step1ファイル管理にログイン

- Step2サブドメインの.htaccess編集画面を開く
- 「ドメイン」
- 「public_html」
- 設定したい「サブドメイン」
- 「.htaccess」→「編集」をクリック(上部メニュー)

- Step3.htaccessを記述する
コードを貼り付けて「更新」をクリック。

301リダイレクトの動作確認
旧URLにアクセスし、新しいURLへ自動転送されることを確認します。
内部リンクURLを置換する(Search Regex)
最後に、記事内に残っている旧URLを新URLに置き換えます。
ブログカードは表示されていても、旧URLのままだと画像やタイトルが取得できない場合があります。
- Search Regexの操作は元に戻せません
- 作業前に必ず復元方法まで確認してください

- 右側の記号∧をクリックし「正規表現」にチェックを入れる
- 検索:
sample.com/[0-9]{4}/[0-9]{2}/[0-9]{2} - 置換:
sample.com - 確認して 検索 をクリック
※ドメインは自分のサイトに置き換えてください。

古いスラッグの削除(任意)

パーマリンク変更後、DBに残った古いスラッグは「Slugs Manager」で削除できます。
- 「Slugs Manager」を追加
- 「WPfactory」→「Slugs Manager」
- 「選択した古いスラッグ」「すべての古いスラッグ」どちらかをクリック

古いスラッグの削除は必須作業ではありません。
301リダイレクトが正しく機能していれば、SEOやアクセスへの影響はありません。あくまで管理面をすっきりさせたい場合の「任意作業」として扱うのがおすすめです。
まとめ
WordPressのパーマリンクは、途中からでも「投稿名」に変更できます。ただし、安全に移行するには正しい順番が重要です。
最低限やることは次の3つだけ。
- パーマリンク構造を「投稿名」に変更
- 旧URL → 新URLへ 301リダイレクトを設定
- 記事内の内部リンクURLを置換して確認
この3点を押さえれば、アクセス減少やSEO評価の低下、リンク切れはほぼ防げます。
逆に、どれか一つでも省くと失敗する可能性が高くなります。「とりあえず変更」は避けましょう。
パーマリンク変更は私自身がサブドメイン、サブディレクトリと少し手順が違い戸惑うこともあったので、同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。







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