CSSでカスタマイズしてみたいけれど、
そんな経験はあると思います。
見た目では同じように見えても実際のHTML構造やクラス名はそれぞれ違うため、まずは正しいセレクタを見つけることが大切です。
そこで頼れるのが、Chromeのデベロッパーツール(DevTools)。
「Elements」タブを使えば、狙った要素のHTML構造やCSSセレクタを簡単に確認できます。
「デベロッパー」という名前に身構えてしまいがちですが、基本的なHTMLの仕組みさえわかっていれば操作はとてもシンプル。
この記事では、
- CSSでサイトデザインを自在に変えたい
- HTMLとCSSの基礎を実践しながら身につけたい
- Chromeデベロッパーツールを効率よく使いたい
という方に向けて、デベロッパーツールでCSSセレクタを調べる方法を、スクリーンショットと手順つきでわかりやすく解説します。

セレクタの特定をマスターすれば、デザイン変更は劇的にスムーズになります。
Chromeデベロッパーツールを使えばCSSセレクタはすぐ見つかる
CSSを変更するときは、
- 変更したい場所を右クリック
- 「検証」をクリック
- class名を確認
- そのclassをCSSで指定
この4ステップだけ覚えれば大丈夫です。
実際の画面を見ながら一緒に確認していきましょう。
デベロッパーツールの開き方
- Chromeで調べたいページを開く
- 調べたい要素上で右クリック→「検証」を選択
→ 画面の右側または下部にデベロッパーツール表示されます。

またはショートカットでも開けます。
- Windows
Ctrl+Shift+I - Mac
Cmd+Option+I

初心者は右クリックが簡単だと思います。
Elementsタブでclassを探す
ElementsタブではページのHTML構造を確認できます。
ここではclassを探せばOKです。
変更したい部分のclass名を見つけることが、一番大切なポイントです。
画面にはHTMLがツリー構造で表示され、タグ名・class・idなどを確認できます。▶マークをクリックすると、親要素・子要素を展開できます。

class / idの見方
Elementsタブで要素を選択すると、このようなHTMLが表示されます。ここでは class や id がどこに書かれているかを確認しましょう。
例:
<div class="example-class another-class" id="example-id">
この場合、
class="example-class another-class"
→ 2つのクラスが付いている
id="example-id"
→ ページ内で1つだけのID
という意味です。CSSでは次のように書きます。
.example-class { }
#example-id { }
StylesタブでCSSを確認する
コードがずらっと並び、基本は上段がHTML、下段がCSSになっています。最初はざっくり理解できれば十分です。

CSSとスタイルの確認方法
- Stylesタブで適用されているCSSを一覧で表示
- プロパティの値を編集すると、ページ上でリアルタイムに見た目が変化
- 数値を変えるだけで、その場で見た目が変わります。失敗してもページは保存されないので安心です。
- これができるようになると、「なぜCSSが効かないのか?」も自分で判断できるようになります。

例:Cocoonの目次(toc)に適用されているCSS
Cocoonの目次を右クリック→「検証」で確認すると、親要素に class="toc" が付いていることがわかります。
そのクラスに対して、次のようなCSSが適用されています。
.toc {
border: 1px solid #ccc;
font-size: 0.9em;
padding: 1em 1.6em;
display: table;
}
→ つまり「.toc を指定すれば、この目次全体をカスタマイズできる」ということです。
CSSセレクタとは?
さっき見つけたclass、これがCSSセレクタです。
CSSセレクタとは「ページのどの部分をデザインするか」を指定するためのもの。
たとえば、HTMLには色々なタグ(<div>, <p>, <h1>など)がありますが、CSSセレクタを使うと「この特定のタグやクラス、IDに対してスタイルを変える」指示ができます。

よく使うセレクタは3種類
CSSセレクタは大きく分けて以下の3種類があります。
多くの場合「クラスセレクタ」を使います。
| 種類 | 使う頻度 |
|---|---|
| class | ★★★★★ |
| タグ | ★★☆☆☆ |
| ID | ★☆☆☆☆ |
クラスセレクタ
HTMLのclass属性が付いた要素にスタイルを適用する方法です。特定の要素だけデザインを変更したいときによく使います。
<p class="highlight">この文章だけ強調されます。</p>
.highlight {
background-color: yellow;
}
- 同じクラス名の要素すべてに適用される
- 「部分的にデザインを変えたいとき」に便利
- 複数の要素に共通デザインを当てやすい
タグセレクタ
タグセレクタは、HTMLのタグ名を指定してスタイルを適用する方法。たとえば、すべての<p>タグ(段落)に文字色を青にしたい場合は次のように書きます。
p {
color: blue;
}
- HTMLタグ全体に共通のスタイルを適用できる
-
h2やp、ulなどタグ名を指定して使う - サイト全体のデザインを整えるときに便利
IDセレクタ
HTMLのid属性で指定された1つだけの要素にスタイルを当てる方法。ページ内で一意の要素に使うことが前提です。
<p id="main-text">この段落だけスタイルが変わります。</p>
#main-text {
font-weight: bold;
}
- ページ内で1つだけの要素に使う
- ページ内リンクやJavaScriptでも利用される
- 普段のデザイン変更ではclassを使うことが多い
親要素・子要素の関係を理解する
HTMLは、要素の中に別の要素が入る「入れ子構造」になっています。
たとえば、WordPressテーマ「Cocoon」の目次(toc)は次のような構造です。
<div class="toc"> ← 親要素
<div class="toc-title"> ← 子要素:目次タイトル
</div>
<div class="toc-content"> ← 子要素:目次項目
<ol>
<li>リスト項目</li>
<li>リスト項目</li>
</ol>
</div>
</div>
この場合、
.tocが目次全体の親要素.toc-titleや.toc-contentがその中の子要素
になります。
目次全体を変えたいなら .toc
タイトルだけ変えたいなら .toc-title
このように「どこを変えたいのか」を先に決めることが、セレクタ選びのポイントです。
まとめ|ChromeデベロッパーツールでCSSセレクタを確認しよう
今日覚えてほしいこと
- 右クリックして検証
- Elementsでclassを探す
- Stylesで試す
- CSSへ書く
この4ステップだけできれば、ほとんどのCSSカスタマイズは始められます。

慣れてくると、HTML構造や親子要素も自然と読めるようになりますよ。





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