WordPressでは、CSS・PHP・JavaScriptを少し編集したい場面がよくありますが、バックアップを取らずに作業するとサイトが真っ白になる危険があります。
実際に不具合が起きてから対処するのは、想像以上に大変です。
だからこそ、事前のバックアップが大切です。
そしてもう一つ重要なのが、「トラブルが起きたときにすぐ復旧できること」。
もし画面が真っ白になっても、バックアップと復元手順を知っていればFTPやサーバー機能を使って数分で元に戻すことができます。
この記事では、初心者でも簡単にできるWordPressのバックアップ方法から、真っ白になったときの復旧手順までを状況に合わせてわかりやすく解説します。
WordPressでバックアップが必要な理由|画面が真っ白になる前に
WordPressのカスタマイズでは、ちょっとしたコードのミスが大きなトラブルにつながることがあります。
特に注意したいのが次のようなケースです。
- PHPエラー
functions.phpに記述ミスがあるとサイト全体が停止することがあります。わずかな全角文字や記号の抜けでもエラーになるため、見た目では気づきにくいのが特徴です。
- 管理画面に入れない
PHPエラーが発生するとダッシュボードが表示されなくなることがあります。この場合、WordPress上からは修正できずFTPやサーバー操作が必要になります。
- 500エラー(Internal Server Error)
コードの記述ミスやプラグイン競合により、500エラーが表示されることがあります。
こうしたトラブルは珍しいものではありません。
ですが、事前にバックアップがあれば、元の状態に戻すだけで解決できます。
編集前に戻せる状態を作っておくこと。それが、WordPress運用の基本的な安全対策です。
WordPressでまずバックアップすべき4つのデータ
WordPressでは、すべてをバックアップする必要はありません。まずはトラブルが起きやすい重要な4つのデータから優先的に保存しておきましょう。

特にfunctions.phpは「触るのが怖い」と感じる人も多いファイルです。
CocoonでのHTML・CSS・JavaScript・PHPの使い分けや編集場所については、こちらの記事で詳しく解説しています。
WordPressのカスタマイズをこれから始める方は、CSSの基本や、CSSが反映されないときの確認方法も知っておくと安心です。
初心者向けに以下の記事で詳しく解説しています。
WordPressバックアップの方法|初心者〜中級者向けまで解説

| 方法 | 難易度 | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| コードをコピーして保存 | ★☆☆ | シンプル・手軽 | 初心者 |
| FTPでファイルごと保存 | ★★☆ | 確実で応用が効く | 中級者 |
| バックアップ用プラグイン | ★☆☆ | 自動保存・多機能 | 手軽さ重視 |
| サーバーの自動バックアップ | ★☆☆ | サイト丸ごと復元可 | 安全重視 |
方法①:テキストエディタで手動バックアップ(初心者向け)

最も簡単なバックアップ方法。CSSなど簡単なコードのカスタマイズを安全に試したい人に最適です。
- 所要時間:約5分
- 必要なツール:テキストエディタ(メモ帳、VS Codeなど)
手順
- 編集予定のコードを全てコピー
→ WordPressの「外観」>「カスタマイズ」>「style.css」などから取得 - テキストエディタ(例:メモ帳)に貼り付け
- 任意のファイル名を付けて保存(例:style_2025-09-04.txt)
- 復元時は保存したコードをコピペして上書き
メリット
注意点

方法②:FTPソフトでファイルバックアップ(中級者向け)

FTP(File Transfer Protocol)を使うとPCとサーバー間でファイルをやり取りでき、サーバー上のWordPressテーマや複数ファイルを安全にバックアップできます。
- 所要時間:10-20分
- 必要ツール:FileZilla、WinSCP(Windows)、Cyberduck(Mac)
FTPソフトの選び方
- Windows
- FileZilla:転送スピード・情報量重視
- WinSCP:シンプル操作向き
- Mac
- FileZilla:汎用性・速度重視
- Cyberduck:MacらしいUI・クラウド連携向き
スクリーンショット:FileZillaの接続画面

バックアップ手順
- FTPソフトでサーバーに接続
→ホスト名・ユーザー名・パスワードは契約サーバーから確認します - 子テーマのディレクトリに移動
例:public_html/wp-content/themes/child-master/) - 対象ファイルをPCにダウンロード
該当ファイルを サーバー側(右)→ 自分のPC側(左) へドラッグ&ドロップ

メリット
注意点
FTPの仕組みが分からない、または面倒に感じる場合は、無理にPHPを編集せずCSSなど軽微な変更にとどめるか、サーバーの自動バックアップを利用しましょう。
※特にPHPはエラーが起こると管理画面に入れなくなる可能性があります。

FTPで事前にバックアップしておけば数分で復旧できる安心感は大きく、私自身もこの方法で何度もトラブルを乗り切ってきました。
方法③:WordPressのバックアップ用プラグインを使う(手軽&多機能)

サイト全体を保存したい場合に最適、自動化で手間を省けます。ただし、サーバーバックアップがあるなら必須ではありません。
- 所要時間:10-30分
- 必要なツール:BackWPup、All-in-One WP Migration、UpdraftPlus
おすすめプラグイン
- BackWPup:自動スケジュール
- All-in-One WP Migration:シンプルな操作で初心者向け
- UpdraftPlus:クラウド保存対応
メリット
注意点
方法④:レンタルサーバーの自動バックアップ(安全・簡単)

サーバーの機能でサイト全体を自動保存。初心者にもおすすめの最強の方法。
- 所要時間:5-10分
- 必要なツール:サーバー管理画面
主なサーバーの例
- エックスサーバー:14日分のデータ自動保存、ワンクリック復元。
- ConoHa WING:高速かつ復元無料。
- mixhost:クラウド型で柔軟なバックアップ。
詳しい復元手順は「復旧手順④」で解説します。
WordPressバックアップのおすすめ構成(初心者向け)
ここまでWordPressのバックアップ方法を4つ紹介しましたが、「結局どれを使えばいいの?」と迷う方も多いと思います。
結論から言うと、初心者におすすめのバックアップ構成は次の2つです。
- サーバーの自動バックアップ
- FTPバックアップ
なぜこの2つがベストなのか
- サーバーが自動でサイト全体を保存してくれる
- 万が一のトラブルはFTPで個別復旧できる
- プラグインは補助として使えばOK
この構成にしておけば、ほとんどのWordPressトラブルに対応できます。
例えば、functions.phpの記述ミスでサイトが真っ白になった場合でも、FTPで修正すればすぐに復旧できます。もし大きな不具合が起きた場合でも、サーバーの自動バックアップから丸ごと復元すれば問題ありません。
つまり、「自動バックアップで守り、FTPで素早く直す」という構成が、初心者にとって最も安全で現実的な運用方法になります。
プラグインは便利ですが、サーバーの自動バックアップがある場合は必須ではありません。まずは「サーバー+FTP」を優先して準備するのがおすすめです。
WordPressが真っ白になった時の復旧方法【バックアップがあれば5分で直せる】

バックアップの方法が分かったら、次に気になるのは「実際にトラブルが起きたときにどう復旧するのか」です。
WordPressでは、functions.phpの記述ミスやプラグインの不具合などにより突然サイトが真っ白になることがあります。しかし、事前にバックアップがあれば数分で復旧できます。
ここでは、初心者でもできるWordPressの復旧手順を順番にわかりやすく解説します。
復旧手順① FTPでサーバーに接続
FTPの接続方法は上記で解説しています。
ここでは復旧手順のみ説明します。
復旧手順② functions.phpを元に戻す
次に、エラーの原因になっているfunctions.phpを修正します。
- 子テーマフォルダへ移動
public_html→wp-content→themes→子テーマ - functions.phpを開く
- 追加したコードを削除
- 保存してサーバーにアップロード
PHPの記述ミスが原因の場合は、この作業だけで復旧できます。
復旧手順③ バックアップファイルを戻す
もしfunctions.phpの修正だけで直らない場合は、事前に保存していたバックアップファイルを戻します。
- 保存していたバックアップコードを開く
- FTPからfunctions.phpを上書き
- サーバーへアップロード
- サイトを再読み込みして復旧確認

バックアップがあれば、問題が起きる前の状態にそのまま戻せるため、最も確実な復旧方法です。
※バックアップの取り方は本記事の「FTPバックアップ」を参考にしてください。
復旧手順④ サーバーの自動バックアップで復旧
FTPやファイル修正が難しい場合は、レンタルサーバーの自動バックアップ機能を使って復元するのが最も簡単です。
エックスサーバーの例
- サーバーパネルにログイン
- アカウント→ バックアップ ( Web領域復元)
- データベース→ MySQL復元
- 日付を選択してワンクリックで復元
ここで2種類の復元操作があります。
- Web・メール・画像・CSS・PHPなどのサーバー領域の復元
→ public_htmlなどのファイルを丸ごと元に戻す操作 - MySQLデータベースの復元
→ 投稿内容・コメント・設定情報などのデータベースを元に戻す操作
どちらもワンクリックで復元可能で、数分でサイト全体を元の状態に戻せます。

スクリーンショット:エックスサーバーの復元画面


FTP操作が不安な初心者の方は、この方法が一番安全です。
体験談
過去にプラグインの不具合やコード編集ミスでサイトが真っ白になり、管理画面にも入れなくなったことがあります。当時は本当に焦りましたが、エックスサーバーの自動バックアップ機能を使って、数分で元の状態に復旧できました。
初心者の方は、最初から自動バックアップが標準搭載されているサーバーを選んでおくと安心です。
- WordPress簡単インストール
- 他社サーバーからラクラク移行
- クリックするだけの無料独自SSL
- 自動バックアップは復元も簡単!
まとめ|バックアップがあればWordPressのトラブルは怖くない
トラブルは必ずいつか起きます。
- 編集前は必ずバックアップを取る
- functions.phpは特に注意する
- FTPかサーバー復元を準備しておく
この3つを意識するだけで、サイトが真っ白になっても慌てることはありません。
「バックアップを取る → 万が一は復旧する」
この流れを習慣にして、安全にWordPressを運用していきましょう。特に初心者の方は、まず「サーバーの自動バックアップ+FTP」の2つを準備しておくと安心です。
ブログデザインのカスタマイズ方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。





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